フライホイールがハイブリッドの肝 (σ´・ω・)? [テクノロジー]
2015年末に登場する『 日産 GT-R 』が ハイブリッド だという噂を聞いて、
(ο´・ д・) へぇー などと
なんの ひねりもない リアクションで済ませようとしていたところ
【レポート】日産「GT-R」が2016年モデルからハイブリッドに!?
記事のなかに、
「ハイブリッドシステムの開発を行っているのは...
ル・マンで優勝したアウディ「R18 e-tronクアトロ」に
電動フライホイール式の高性能なハイブリッドシステムを提供している。」
と 書かれており、
んっ? 電動フライホイール式 ってナニ
(∩ ゚д゚)??
となってしまった 私です。
フライホイールといったら 自動車の部品が
パッと頭に浮かびます。
フライホイール を むずかしいコトを適当にごまかしながら説明すると...
例えば自動車の4気筒エンジン。
シリンダ内のピストンは,点火・爆発したエネルギーで往復運動します。
どのシンリンダのピストンも同時に爆発するわけではありません。
ある角度のズレをもって順番に爆発します。
EXILE の Choo Choo Train を 4人でやっていると思って下さい (^^;
一人...ではなく、1つのシリンダーが爆発している時、
他のシリンダーは、吸気 や 圧縮 や 排気 といった、
爆発までの工程をこなしているわけです。
4つのシリンダーでやっている作業が違うので、
そのままでは (上下運動 -> )回転運動 にバラツキが出てしまいます。
そこで、(ある程度の質量をもった回転体)フライホイールを一緒に回転させ、
クランクシャフトが
減速する時(高回転 -> 低回転)には、フライホイールが回転してエネルギーを蓄え、
加速する時(低回転 -> 高回転)には、フライホイールからエネルギーを放出することで
加速を助け、バラツキを押さえています。
このようなコトを “ エネルギーの平準化 ” といいます。
最近はハイブリッド や IH 、オール電化など、
エネルギーといえば 直接的に 「 電気 」 を思い浮かべ、
電気を溜め込むものといえば、バッテリー となりますが、
エネルギー保存の法則からすれば、
熱や運動エネルギーのほうが自然であろうと、
直感的には感じますよね。
つまり、フライホイールを エネルギーの蓄積装置として見るワケです。
ブレーキング や 減速時に 発電(エネルギー回生)を行い、
モーターを回転させるコトで フライホイールをまわし、
運動エネルギーとして保存する。
加速時には、フライホイールの回転から電気を起こし、
駆動モーターに電気を送る。
電動フライホイール式 とは、フライホイールをそのような方式で用いることを指すようです。
いやぁ、オモシロかったです。
(^ω^)ノ
コメント 0