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【利益から考える】スマホアプリ開発者はどのオンラインストアを選ぶべきか

『アマゾンのアプリストアであるAppstore(アップストア)が、多くの人の予想を上回る好調ぶりを見せている』

Flurry(フルーリー)という米モバイル市場調査会社が、興味深い調査報告を発表した。

その趣旨は、「スマホアプリのオンラインストア別にみる収益比較情報」だ。

調査対象は以下の3つのオンラインストアで最も収益を上げているアプリ群で、iTunes Appstore の収益を 100% とした場合の比率をグラフに表した。
・アップルのiTunesアップストア
・グーグルのプレイ
・アマゾンのAppstore

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見方を変えて、iPhoneに搭載されている iOS用アプリとアンドロイド用アプリの新規開発されている数を比較すると、

 : 1 で、iPhone用アプリの開発数はアンドロイドの3倍にもなっている。

その理由の一因にアップルがiPhoneのAT&T社独占販売契約を見直し、その他のキャリアに門戸を開放したことが揚げられるが、日本では ソフトバンク に加え au がiPhone販売を始めたため、このままの状態では、その差は広がることが予想される。

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さらに興味をひくのは、収益の差である。

iOSプラットホーム と グーグルのプレイ からのからの収益差は、

 : 1 で、iOSプラットホームからの収益はグーグルのプレイの4倍である。

「このような差がどうして生まれているのか?」といえば、
その原因にして決定的違いは、クレジットカードのデータベースを持っているか?いないか?による。

Googleもまったくもっていない訳ではない - オンライン決済代行サービスのGoogle Checkout(グーグルチェックアウト)をモバイル端末決済サービスのGoogle Wallet(グーグルウォレット)に統合した - が、その情報量は iTunes や アマゾン に遠く及ばない。

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 (By the Way)

アマゾンのアプリがグーグルプレイ上のアプリよりも利益を上げているのは何故だろうか?

- アマゾンのAppstoreは、アンドロイドプラットホームである。 -

端的にいえば、「アマゾンは、自社の決済システムとユーザが慣れ親しんだサービスの使いやすさをアンドロイド上で実現した。」のである。

こうした手法が可能であれば、アンドロイド端末の大手販売会社や携帯キャリアが、その大量に保有している請求者情報を武器に同じように乗り出し、成功させることも可能であるといえる。

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これまでのことから「スマホアプリ開発者はどのオンラインストアを選ぶべきか?」を考えると

iPhone用アマゾン Appstore に絞ったアンドロイド用アプリアンドロイド用アプリ
ということだろう。

アマゾンのプラットホームに載せたアンドロイドアプリの収益はグーグルのプラットホームに比べて多く得られるはずである。

「日本でキンドル・ファイアがどこまで売れるか?」は分からないが、アマゾンのAppstoreが解禁されれば、アマゾンの顧客を対象にシームレスにアプリを販売できる。

アマゾンの世界中にいる顧客、1億2000万人にである。


それでも言っておくが、 “iOS用プラットホームの4分の1の収益” しか生み出さないが。



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