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ヤマダ電機の赤字に見る、家電量販業界の存亡にかかわる環境変化 [ビジネス]

「ショールーミング(showrooming)」という言葉を知っていますか?




・・・




・・・





 店舗で商品の実物を比較検討したあとに、ネットで安く購入することです。


リアルの店舗がショールームのように利用されるために、こう呼ばれています。



家電量販店で、「他社提示価格よりも安く販売しています」という広告は良く目にしますよね。

そこで言う “他社” というのは、普通は その量販店と同じリアルな店舗です。


今までは... えっ (´・ ω`・)



しかし、ヤマダ電機では今年の5月上旬から、その対象を 通販サイトの商品にも広げたというのです。

( ̄◇ ̄;) はぁ~っ


その理由が、冒頭で述べた 「ショールーミング」と呼ばれる購買行動に対抗するためだとか。



スマホが普及している現在、
アプリを使って 量販店で売られている商品のバーコードを読み取り、その場で簡単に価格を比較できてしますのデス。



つまり・・・

・量販店に来たお客さんが 実際に商品を比較検討

・気に入った商品のバーコードからネット上での価格を調べる

・ネットの方が安ければ そちらで購入する。

そのような消費行動が当たり前のように行われている。

というコトなんです。



こんなコトが行われていると分かったら、
リアル店舗としては ライバルをネットにまで見据えておかなければならない。

と言う流れになるのは当然ですよね。



「ショールーミング」が コストダウンに価値を見出すものなら、
リアル店舗はそれ以外のことで「付加価値」を提供していくしかありません。


「粗利率(売上総利益率)」という観点からみると、ヤマダ電気は下がりましたが、
ライバルの ケーズデンキ や エディオン は落ちていません。


つまり、

価格以外の点で ヤマダ電機は何か失っている、あるいは十分でない ことがあるというコトですよね。


「戦う前に負けている」と。



私たちにとって、実際に商品を見比べて選ぶことは、
自分なりの価値観を満足できるかどうかを実際に確認できる大事な行為です。

できれば、そういった場を提供してくれているリアルな量販店で購入したいと多くの方が思っているハズです。



ネットに以上に魅力のある 「付加価値」 とは、いったいどういうモノなのか?



これは、ビジネスを行っている全ての人が、考えなければいけないコトですが...

ぜひ、ヤマダ電機にも見つけてほしいと思います。

б(´・ω・`;)

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