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「有給休暇」を取ることに「理由」は必要か? [会社]

最近「ブラック企業」なるワードを良く見聞きしますが、この手の話で問題の1つになるのが 「 有給休暇 」 を取れないという悩み。

まぁ、私たちは事前に 「 何時は休ませて頂きます 」 と普通は伝えていますけどね。 理由も一緒に。


しかし、私の知らないところでは、
政府が2020年までに有休取得率を70%にする目標を掲げているんだとか。
( ̄◇ ̄;)エッ ...

ちなみに厚生労働省の調査によると、
2012年の年次有給休暇(有休)の取得率は47.1%で、平均18.3日あるそれが実際に取得されたのは 8.6日だったという...

現在2014年です。
あと6年の間に取得率を70%などという日が本当に来るのか?
まったく現実味が湧きません。
┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ




本題に入って、
「 有給休暇 」 を取ることに 「 理由 」 は必要か? ですが、

労働者は、年次有給休暇(年休)を自由に利用できるという原則 ( 年休自由利用の原則 ) 」があることをご存知の方はいらっしゃるのかと。

このことは最高裁でも認められていて、
これを以てすれば 「 労働者が年休を取る際には、その使い道を会社に伝える必要はありませんし、仮に会社に伝えた内容と異なる使い方をしても、年休取得は妨げられない。 」 ということになります。

( ̄Д ̄)おぉっ

「 親戚のXXが... 」 などという鉄板な理由を重ねても、問題はないと...

いやいや、良心のタガを外してほしくはありませんが
(^^;


じつは、会社側にも対抗策的なものはあるようです。

「 労働者が日付(時季)を指定して年休を申請したとき、
もしその年休取得を認めると会社業務の正常な運営を妨げるおそれが予見される場合に、会社が年休取得を拒否する権利 」 があるそうで、これを 「 時季変更権 」 と言います。

会社が 「 時季変更権 」 を行使するための判断材料とするならば、労働者に年休の使い道を聞くことができるわけです。
( ̄ロ ̄lll)


ですから、ウソの理由はやめた方が良いですし、前述したようにそもそも労働者には “ 年休自由利用の原則 ” があるのですから。


そうなれば “ 年休自由利用の原則 ” を知ったアナタの態度としては、
もし会社が有休の使い道を聞いてきのなら、「 なぜ聞くんですか? 」 と聞き返す勇気は持って良いかと思いますよ。




今回の話はどうでしたでしょうか?

あなたの心と胃の痛みが和らいでくれたら、私もシアワセです。
(^ω^)ノ
タグ:会社 有給 法律
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