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小児ぜんそくの原因は腸内細菌の欠如?種類を公開!対処方法はある? [美容,健康]

『小児喘息(ぜんそく)』など、子供を授かった親にとって、その喜びと共に始まるのが「子供が病気になりはしないか?」という心配ごと。

笑い、泣き、遊び...日々成長して行くなかで、子供の健康ほど気になるコトはありません。

 

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将来は云々なんて先のコトは、
子供が健康であるコトに比べれば遥かに小さい憂い(うれ い)ですよね。


子供が病気に罹る(かか る)姿を見るのは辛いものですが、
その病気の一つである「小児ぜんそく」もまた、
患う(わずら う)姿を見るのはとても辛いものです。

 


顏を赤らめてせき込む我が子に

「この子は大丈夫だろうか?」
「どんなに苦しいだろうか」



そんな思いが頭の中でループし

「なぜこうなったのだろう」
「どうしてうちの子が」 と

理不尽さからくる苛立ちが表に出てしまうコトもあります。

 

 

子供の症状がそこで収まればまだ良い方で、
状況が悪化して顔色が艶(つや)を無くし、
生きる火が冷めてしまうようなコトにでもなったら、それこそ緊急事態。

 

アナタは救護のための対処を行い、
できる策を全力で模索するに違いありません。

 

 

小児ぜんそくの状況

9月30日の米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)」で、
ぜんそくに対する研究結果が発表されました。

 

専門家らによると、
喘鳴(ぜんめい)、せき、呼吸困難などの症状が生涯続くぜんそくは
1950年代以降で患者数が急増。

 

世界中で3億人の喘息患者がいるとされるなか、
特定の国を問わず気管支喘息患者は増加傾向にあり、
今の状態が続けば 2025年には、さらに1億人の患者数の増加が予想されています。
( ̄ロ ̄lll)

 

特に欧米諸国では、ぜんそくにかかる子どもの割合が最大20%にまで拡大していのだとか。


また、日本の厚生労働省の報告によると、
小児から成人に至るまでの喘息患者数の経年的推移では、
小児喘息は2~3歳までに60~70%が、6歳までに80%以上が発症するという報告がされています。

 

 

 

小児ぜんそくの原因

気管支喘息は呼吸器の分野でもっともポピュラーなアレルギーが関係する疾患と言われています。

 

欧米諸国で患者が急増するなか 発展途上諸国での患者数の増加はゆるく、
そのため、
環境的要素や、帝王切開出産の割合増、授乳における粉ミルクへの依存、抗生物質の乱用など、
現代の生活様式そのものが原因となっている可能性が指摘されています。

 

論文共同執筆者で
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)のブレット・フィンリー(Brett Finlay)教授(細菌学・免疫学)は

今回の研究は、われわれが環境を清潔にしすぎているとする衛生仮説の裏付けとなっている

とコメント。

 

 

小児ぜんそくを抑える腸内細菌の種類

発表された研究結果には

ぜんそくに対抗する、免疫系の保護に関連すると思われる腸内細菌4種類を初めて特定した

という報告がなされています。


今回の研究では、
子ども300人以上を対象として、生後3か月と1年の時点で便サンプルを検査。

 

その結果、
特定の腸内細菌4種について、
便サンプル中の細菌濃度が低い生後3か月の幼児は、
ぜんそくの発症リスクが高いことが判明しました。

 

研究チームでは上記の「特定の腸内細菌」4種を以下のように命名しています。

  • フィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)
  • ラクノスピラ(Lachnospira)
  • ベイロネラ(Veillonella)
  • ロシア(Rothia)

 

 

 

腸内細菌を得る方法

前出のブレット・フィンリー教授は、

「今回の研究で、腸内細菌がぜんそくに関与していることが示されたが、
新生児の免疫系が確立されるのは、生後初期だ

とコメントしています。

 

その根拠は、
前述の生後3か月の幼児が1歳になった時点での便サンプルを調べてみると、
調査対象の子どもの間にはほとんど違いがみられなかったコトにあり、

このことは、
生後100日間が、新生児の発達中の免疫系にとって「臨界期」であることを示唆しているといえます。


つまり、

「ぜんそくになるリスクが高い子どもは、
生後数か月間に一部の重要な腸内細菌が不足している可能性がある」

というコトであり、

 

研究チームでは、
ぜんそくが増加傾向にある理由を説明する一助となる成果だとしています。

 

 

「臨界期」をザックリ説明すると

これは元来、植物発生上の用語で、
発芽後のある一定期間では日光照射が植物の成長に大きな効果を与えるが、
その期間を外すと激減するなどの現象を指しているものです。

 

それが現在では、
人間や動物の行動発生の過程において、
潜在している機能が発現し変容、あるいは抑制される環境の影響や
特定刺激に対しする高い感受性を示す、
限られた発生期間をも意味しています。

 

有名な例では、
鳥が孵化(ふか)した後の何時間内かに
動く物体に接触させた場合、
「以後その物体を親として追尾するようになる」刷り込みがそうです。

 

ただし、小児ぜんそくを抑える4種類の腸内細菌が判明したものの、
新生児がそれらの腸内細菌をどのようにして獲得するかについては
不明のまま
だそうです。

 

ですが、ぜんそくリスクが高い子ども22人の中に、
生後数か月の間に抗生物質による治療を受けた子どもは一人もいなかったことから、
抗生物質は、腸内細菌の多様性低下の潜在的原因から排除されたようです。

 

研究チームによると

  • 母親が同じ腸内細菌を保有しているかどうかの検査
  • 経膣分娩か帝王切開かといった出産方法
  • 授乳が粉ミルクか母乳か

 

などなど、多様性低下の原因になりうる可能性については調査が行われておらず、

腸内細菌を獲得できた子供、できなかった子供についてその理由を解明するには、
さらに研究を重ねなければならないようですね。


※研究成果について内容は、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151001-00000008-jij_afp-int&p=1 を参考にさせて頂きました。

 

 

しかし、小児ぜんそくを患う子供を持つ親からすれば
一つの光明が見えたのではないでしょうか。

 

医療研究が進めば、
後天的に4種類の腸内細菌を摂取できる日もいつかは来るだろうと
強く期待します。

 

 

 

腸内フローラ

最近は、「腸は第二の脳」と言われるほど、
そこに住む腸内細菌の重要性が注目されています。

 

たとえば、「腸内フローラ」という名詞が
2015年2月にNHKの放送で取り上げられました。

 

人間の腸内には善玉菌・悪玉菌を含め
100種類以上、個体数でいえば約100兆個にもなる腸内細菌が住んいるのですが、
それら細菌たちの生態系のことをそう「腸内フローラ」と言います。

 

そして、「腸内フローラ」から出される化学物質が
想像以上に人間の健康や美容に大きな影響を与えることがわかってきました。

 

腸内細菌の影響は、
がん糖尿病 などの病気、肥満肌のシワ などにも及ぶとされ、
さらには うつ病 のような心の病気との関連もあるとみられているそうです。

 

私は以前、それとハッキリわかる花粉症もちで、
耳鼻科にも通いましたが良い効果を得られませんでした。

 

いい加減、耳鼻科への通院もやめ
市販の薬にでも頼ろうと考えていたところ、

妻が「ビフィズス菌とか乳酸菌とかそういう善玉菌は絶対に体にイイよ!」と
子供のために始めたカプセル状の乳酸菌の服用を強引に勧められ、
私は飲み始めさせられました。(笑

 

そして半年後にやって来た花粉のシーズン...

 

それまで、目は痒いし、くしゃみはでるし、
鼻の孔を鏡でのぞくと明らかに粘膜が白くなって、
炎症が発生しているコトが分かった私の症状が

 

朝方にいくらかくしゃみが続く程度で、目はなんともありません。

鼻の通りもスッキリ! という、劇的に改善された経験をしました。
+(*゜∀゜*)+


おそらく、風邪もひきにくくなっています。

 


ですから、
「ぜんそくの症状の改善に腸内細菌が影響している」と言う研究結果を聞いたときは、
「さもありなん」と納得できしました。

 

 

まとめ

小児ぜんそくの原因に腸内細菌が影響していると分かった今、
ぜひとも腸の働きを整えるコトに対し真剣に考えて欲しいと願います。

 

それが全てではありませんが、

健やかに生きるのに何をためらう必要がありますか?

そう問いたいのです。 
(^ω^)ノ

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